清水エスパルス

クラブインフォメーション

・法人名:株式会社エスパルス
・Jリーグ参加年:1993年
・ホームタウン:静岡県静岡市
・ホームスタジアム:日本平スタジアム
・スタジアム収容人数:20,339人

チーム由来

S-PULSEのSは「サッカー、清水、静岡」の頭文字を取ったもので、PULSEは英語で「心臓の鼓動」の意味。

チームに母体がない中、Jリーグ開幕に合わせ てサッカー王国静岡に創設されたエスパルス。主に静岡出身の選手で初期メンバーを編成すると、いきなり開幕前年の第1回ナビスコカップで準優勝。93年のリーグ初年度も優勝争いを演じるなど、その歴史は順調な滑り出しを見せていた。特に堀池巧、大榎克己、長谷川健太の清水東出身の三羽烏はファンから絶大な人気を誇った。そして96年にはナビスコカップを制し、チーム初タイ卜ルを獲得している。

ところがJリーグバブルが崩壊し始めた98年に「株エスラップ・コミュニケーション」が経営破綻。チーム存続の危機が囁かれたが、地元企業のバックアップなどで(株)スパルスが新たに設立されたことでその危機を乗り切ると、翌99年後期にはアルディレス監督の後を継いだペリマン監督の下、リーグ初優辦その年のチャンピオンシップはジュビロとの白熱の静岡ダービーとなり、PK戦の末敗れたものの、サッカー王国は大いに盛り上がった。

さらに01年にはゼノヴィッチ政権下で天皇杯初優勝。その後、やや低迷気味だったが、05年からは三羽烏の1人、長谷川監督が指揮を執り、06年は新人の藤本淳吾ら若手が活躍、チームの世代交代にも成功している。
清水エスパルスユニフォーム 1993年

清水エスパルスー1993

シーズンレコード
成績:サントリーシリーズ4位(18試合10勝8敗/28得点/25失点/得失点差3)
ニコスシリーズ2位(18試合14勝4敗26得点/9失点/得失点差17)
監督:レオン(ブラジル)
チーム得点王:エドウー(13得点)

エスパルスのリーグ初代モデルのサプライヤーはミズノ。鮮やかなオレンジと世界地図を基本とするデザインは、デザイナーの安部兼章氏によるもの。長年この路線を踏襲し続けたため、このイメージがファンに定着している。その出発点となったのが、このモデルなのだが、この年の注目は、着用される機会が少なかった2nd.ユニフォームにある。その白基調のシャツに描かれた不規則な模様は、まさしく唯一無二のデサイン。また、シャツの下半分はオレンジと青の縱稿模様になっている。世界でも珍しいこの2ndは、93年だ け着用された、貴重なモデルだ。
清水エスパルスユニフォーム 1994年

清水エスパルスー1994

シーズンレコード
成績:サントリーシリーズ2位(22試合16勝6敗/41得点/25失点/得失点差16)
ニコスシリーズ6位(22拭合11勝11敗/28得点/31失点/得失点差-3)
監督:レオン(ブラジル)ーリベリーノ(バブラジル、7月~)
チーム得点王:卜ニーニョ(22得点)

この年は、1st.をキャリーオーバーし、2nd.だけをモデルチェンジしているが、ここではエスパルスの1st.について触れる。最大の注目点はフロン卜中央に描かれたオレンジ色の世界地図だが、この地図の中の小さな島には、よく見ると阿部氏の名前が小さく記されていることを触れないわけにはいかない。以降、この世界地図はモデルチェンジするたびにその形を変えていくことになる。そして、袖を彩る特徴的な青ストライプもこのモデルの目印となっている。一方、派手なシャツとは対照的に、パンツとソックスはオーソドックスなデザインになっている。
清水エスパルスユニフォーム 1995年

清水エスパルスー1995

シーズンレコード
成績:サントリーシリーズ12位(26試合10勝16敗/35得点/63失点/得失点差-28)
ニコスシリーズ4位(26試合15勝11敗/42得点/34失点/得失点差8)
監督:宮本征勝
チーム得点王:ジアス(17得点)

この年、多くのチームが1st.ユニフォームをモデルチェンジする中、エスパルスは初代モデルを引き続き着用している。ここで、前年から着用されている2代目2nd.について触れると、カラーパターンが1st.の色反転バージョンになっている点がまず目に付く。また、トータルコーディネー卜も白x白x白に変わった。一方、シャツの中央のオレンジ色の世界地図は1st.と同じで、それ以外のオレンジ部分が白に変わっただけという格好だ。この年は、新たに宮本征勝監督が指揮を執っているが、9位に低迷したため、翌年からはアルディレス新体制に移行している。
清水エスパルスユニフォーム 1996年

清水エスパルスー1996

シーズンレコ一ド
成績:年間10位(30試合12勝18敗/50得点/60失点/t得失点差-10)
監督:アルディレス(アルゼンチン)
チーム得点王:澤登正朗(9得点)

エスパルスがナビスコカップに優勝し、チーム史上初のタイトルを獲得したこの年、リーグ戦では引き続きミズノ製の初代モデルを着用。そして、この年を最後にサプライヤーがミズノからプーマに変わったため、結局ミズノ製作の1st.は1パターンだけだったことになる(世界地図も1パターン)。ただし、サプライヤーが変わってもデザインは安部氏が担当を続けている。そもそもこの世界地図は、世界に羽ばたくクラブをイメージしたことが由来。胸スポンサーが「JAL」だったこともあり、そのイメージはクラブの意向にもピ ッタリ当てはまったようだ。
清水エスパルスユニフォーム 1997年

清水エスパルスー1997

シーズンレコード
成績:1stステージ7位(16試合9勝7敗/25得点/24失点/得失点差1)
2ndステージ6位(16試合10勝6敗/27得点/16失点/得失点差11)
監督:アルディレス(アルゼンチン)
チーム得点王:オリバ(13得点)

この年、サプライヤーがそれまでカップ戦用ユニフォームを担当していたプーマに変わり、リーグ2代目モデルが登場。最大の注目ポイントは、胸に描かれた安部氏デザインによる2代目の世界地図だ。初代の楕円を並べたパターンから、一転、地球儀スタイルに変化。また、初代は日本列島が右端に描かれた外国風の地図だったが、この2代目の地図は日本がその中心部に描かれている。なお、左胸のエンブレムが新しいデザインに変更されたのも、この年。 袖の青いラインもデザインが変わり、世界地図以外は、実にシンプルな才 レンジ基調のユニフォームになった。
清水エスパルスユニフォーム 1998年

清水エスパルスー1998

シーズンレコード
成績:1stステージ2位(17試合13勝4敗/32得点/14失点/得失点差18)
2ndステージ5位(17試合12勝5敗/39得点/21失点/得失点差18)
監督:アルディレス(アルゼンチン)ーペリマン(イングランド、12月~)
チーム得点王:オリバ(21得点)

前年モデルをキャリーオーバー。この年も着用された2nd.は、2nd.ユニフォームだけで言えば通算3代目に当たる。基本的には1st.の色反転バージョンで、シャツ、パンツ、ソックスともに白を基調としている。ポイントは、やはり袖の青いラインと、胸に描かれたオレンジ色の世界地図だ。パンツは旧式のプーママークだけが青で入り、ソックスにも青とオレンジのストライプとともに青のプーママークがアクセントとなっている。胸スポンサーは引き続き「JAL」。なお、この年はテレビ静岡の撤退により経営が破線。新法人に より再出発を図っている。
清水エスパルスユニフォーム 1999年

清水エスパルスー1999

シーズンレコード
成績:1stステージ3位(15試合10勝1分4敗/28得点/23失点/得失点差5)
2ndステージ優勝(15試合12勝3敗/28得点/13失点/得失点差15)
チャンピオンシップ(1勝1敗、PK戦で敗退)
監督:ペリマン(イングランド)
チーム得点王:久保山由清(12得点)

通算3代目モデルが登場した。特にこの年は、エスパルスが初めてステージ優勝(後期)を果たしたため、このモデルはファンにとっての記念ユニフォームとなっている。注目は、やはり世界地図。このモデルでは2代目と比べて陸と海の色が反転し、大陸部分がオレンジ色に、海は色をつけずに下地を生かすパターンになった。地図全体の大きさも変わり、位置もフロン卜右側に移動。下地には、2パターンの薄いオレンジ色の紅葉模様が散りばめられている。また、肩のラインもデザインが変わり、パンツにも同じパターンのラインが入っている。
清水エスパルスユニフォーム 2000年

清水エスパルスー2000

シーズンレコード
成績:1stステージ3位(15試合10勝3敗/21得点/17失点/得失点差4)
2ndステージ13位(15試合5勝2分8敗/13得点/19失点/得失点差-6)
監督:ペリマン(イングランド)
チーム得点王:アレックス、サントス(4得点)

この年は3代目をキャリーオーバー。前年はお隣のジユビロに年間チャンピオンの座を阻まれ、そのリベンジに燃えたこの年は、前期こそ3位の成績を残すも後期は13位に急落。アルデイレス、ペリマンと続いた長期体制もここで幕を閉じた。そんな時代に前年から着用された2ndは、初めてシルバーを採用したことがポイントだ。初代を除き、これまでの2nd.は常に白基調で、1st.の色反転だっただけに、フロン卜の紅葉模様をシルバーにしたことはかなり のインパク卜だった。なお、袖とパンツのラインの色も1stより濃いオレンジを配色している。
清水エスパルスユニフォーム 2001年

清水エスパルスー2001

シーズンレコード
成績:1stステージ4位(15試合10勝5敗/28得点/18失点/得失点差10)
2ndステージ4位(15試合9勝6敗/34得点/27失点/得失点差7)
監督:ゼムノヴィッチ(ユーゴスラビア)
チーム得点王:バロン(15得点)

この年も、3代目モデルを引き続き着用。ここまでエスパルスはリーグ9シーズンを過ごしているわけだが、その間1st.ユニフォームは2度の変更でわずか3モデル、2nd.は3度の変更で4モデルという少なさ。1つのユニフォームの着用サイクルが長い点が1つの特徴といえる(胸スポンサーも変わっていない)。ちなみに、サプライヤーのプーマは、基本的にインターナショナルモデル をそのチーム用にデザインしているケースがほとんどだが、このエスパルスだけは安部氏がデザインしているため、常にオリジナルのデザインになっていることも特筆すべき点だ。
清水エスパルスユニフォーム 2002年

清水エスパルスー2002

シーズンレコード
成績:1stステージ7位(15試合8勝3分4敗/17得点/19失点/得失点差-2)
2ndステージ12位(15試合6勝9敗/16得点/24失点/得失点差-8)
監督:ゼムノヴィッチ(ユーゴスラビア)
チーム得点王:三都主アレサンドロ(9得点)

久しぶりのモデルチェンジが行われ、通算4代目の1st.ユニフォームが登場。注目の世界地図がまた新しくなっている点が最大の特徴で、今回は大陸が平面に広がる、馴染みのあるパターンの地図になっている。さらに、フロン卜部分の下から上にかけて光を表現するグラデーションが広がり、ユニバーサルなイメージが強くなった印象だ。その他の変更点としては、初めて丸首タイプになったことと、袖のラインのデザインが変わった点などが挙げられる。また、この年は右袖に天皇杯チャンピオンを示すEマークの入ったチャン ピオンバッヂが付いている。
清水エスパルスユニフォーム 2003年

清水エスパルスー2003

シーズンレコード
成績:1stステージ11位(15試合5勝3分7敗/20得点/18失点/得失点差2)
2ndステージ10位(15試合6勝3分6敗/19得点/26失点/得失点差-7)
監督:大木武、行徳浩ニ(11月~)
チーム得点王:安貞桓(11得点)

前年に着用したモデルをキャリーオーバー。ただし、胸スポンサーの「JAL」のロゴが新しいタイプに変わっている。一方、この年も着用された2nd.は、前モデルと同様のパターンで色替えされており、白べースではあるが、シルバーに配色された世界地図がフロン卜全体に広がっている。よって、シャツで完全に白地になっているのは袖だけというデザインになった。なお、青で縁取りされたオレンジの升目模様は、パンツのラインとしても使われており、1st.よりも目立っているのがポイン卜だ。ソックスも前モデルとは微妙 にデザイン変更されている。
清水エスパルスユニフォーム 2004年

清水エスパルスー2004

シーズンレコード
成績:1stステージ11位(15試合3勝7分5敗/20得点/27失点/得失点差-7)
2ndステ一ジ14位(15試合4勝1分10敗/17得点/26失点/得失点差-9)
監督:アン卜ニ一ニヨ(ブラジル)ー石崎信弘(7月~)
得点王:アラウ一ジヨ(9得点)

この年も、過去のサイクルに準じて4代目を着用している。このモデルの世界地図についてもう少し細かく触れると、この地図には、各大陸付近に、「AUSTRALIA」、「AFRICA」、「SOUTHAMERICA」などといった、大陸名が英語表記で描かれている点が注目ポイントになっている。そして、南アメリカ大陸部分には、デザイナーの安部兼章の名前がKENSHO」という欧文で人っている点も見逃せない。とにかく、エスパルスのユニフォームに描かれる世界地図は、現物をじっくり眺めることをお薦めしたい。そこには、きっと新たな発見があるはずだ。
清水エスパルスユニフォーム 2005年

清水エスパルスー2005

シーズンレコード
成績:年間15位(34試合9勝12分13敗/40得点/49失点/得失点差ー9)
監督:長谷川健太
チーム得点王:チョジエジン、マルキーニヨス(9得点)

通算5代目となる1st.ユニフォームが登場。この年は、元三羽烏の1人だった長谷川新体制となり、長期計画がスター卜した節目の年でもある。そんな年にモデルチェンジした1st.は、これまで常にデザインの中心だった世界地図が脇役に変わり、少し濃い目のオレンジになった点が特徴になっている。また、プレー中の機能を向上させるための素材をユニフォームの各パーツに駆使している点も特徴だ。なお、これまでサブカラーとして使用されていた青色は消え、ステッチや背番号などをすベてシルバーとした点も、大きな変更点として挙げられる。
清水エスパルスユニフォーム 2006年

清水エスパルスー2006

シーズンレコード
成績:年間4位(34試合18勝6分10敗/60得点/41失点/得失点差19)
監督:長谷川健太
チーム得点王:チョ ジェジン(16得点)

この年も通算5代目となるユニフォームを着用。このモデルの2nd.は、基本的に1st.の色反転バージション。シャツ、パンツ、ソックスと、すべてをシルバー基調にした点が特徴で、各素材の切り替えにはオレンジのステッチを施しアクセントをつけている。また、首から脇にかけてのパーツと、脇腹のパージの素材には白を配色。ソックスのオレンジラインも注目ポイントだ。そして、07年からはついにシャツの世界地図が取り払われ、インターナショナルモデルを採用。つまり、この年が安部憲章デザインのユニフォームが着用された、最終年となった。

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