日本代表選手中村憲剛

中村憲剛は1980年10月31日、東京都生まれ。日本代表選手。中央大ー川崎フロンターレ。年代別の代表歴はなく、オシムジャパンで初の代表入りを果たし、一躍脚光を浴びます。的確な動きで好元気をつくる司令塔。2006年から4年連続でJリーグベストイレブンを受賞しました。こちらは彼の人柄の良さを紹介するとともに、今後の活躍も期待します。

フロンターレの攻撃は前へ前へ

元日本代表選手中村憲剛メンタル的な部分はどうなんだろう。代表とチームとの役割の違う

「以前は、代表からチームに帰ってきたときの切り替えが、結構難しかったですね。頭の切り替えはすぐにできるんですけど、体が思った以上に働いちゃうんですよ。代表は前から(プレッシャーに)行くじゃないですか。その動きがチームに戻ってすぐには抜けなくて、練習試合なんかでも自分ひとりだけ前へ行っちゃったりして……。今ではその辺も解消されたんですけどね。」

「でもうちは、みんな、前へ前へ。だから、内は行けるときには行く。そこは、外国人選手らしいというか……代表でも(ボールを)奪ったら行こうってなるんですけど、ダメだったら無理をしないできちんと作り直す。でもうちはボールを取ったら『GO!』って感じで、ゴリゴリゴリって行っちゃう。それで、点が取れちゃうから、俺も何友言えないですけどね。」

憲剛はその時間で視野を確保して次の展開に、っていう“間”が欲しいんだよな。

「その時間でサイドバックがちょっと前に出られたりとか、中盤の選手が裏に飛び出せたりしますからね。そう考える都、ポスト系の選手はいたらいいかもしれない。」

元日本代表サッカー選手中村憲剛もう「2位」はいらない

ACLとJリーグの戦い方は違った苦労がある

「まったく別ものですね。最初はかなり衝撃的でした。ホーム&アウェイが本当にある。そこは、Jリーグと比べものにならないくらいで、戦い方もすごく徹底している。特に日本での試合なんか、ほんと10人で守ってカウンター、という感じ。」

運動量を増やすことが今までずっとそうなの?

「もともと、体が小さかったですから、相手都コンタクトしたら崩れますからね。敵の後ろとか逆を取りながら『俺がこう動けば、相手はこう動くだろうな』とか『あえてこう動いてみよう』とか、そんなことばかり考えてた。とにかく相手に触らせないようにプレイしようって。もし自分のフィジカルが強くて、そんなことを全く考えなかったら、今の自分はないかもしれない。」

Jリーグ・川崎フロンターレの中村 憲剛フロンターレの前線の顔ぶれを見ると、威圧感を感じる

「それを冷静に見れていればいいんですけど、周りの流れに乗っかって俺まで前のメリになると、なかなか機能しない。その辺は、極力バランスを取るようにしています。なんやかんや、勝たなければいけないときに勝てないのは、そこが原因なんだと思います。」

人を使い、人に使われることもできる

憲剛が影響を受けた選手は?

「ラモス(瑠偉)さん。Jが開幕したころ、俺は中学生で、よく見てました。わざわざDFがボールを持っているところに寄っていって、そのボールをかっさらって、そこから自分でスピードアップしてパス&ゴーで展開していく、その存在感が好きでした。周りにはいい選手がいますから、そこを上手く使いながら、そして自分も上手く使われて、みたいな。」

今後の課題は?

「今のフロンターレでは、前にいい選手が4人もいるということもあるんですけど、後ろでさばいて終わり、みたいなところがある。でも、それだけでは面白くない。さばいたあとにさらにもう1回、フィニッシュに絡んでいくっていう、前に行く強さがもっとほしいかな。あと、攻守にもっとガーツとやりたい。」

「人を動かすのもそうだし、もうひとり、人えお使える選手がいて、その選手に使われながら突破するとか、そういう今まで自分がやったことのない領域にいきたい。」

川崎フロンターレの中村憲剛自分の存在を殺しながら周りを生かせるタイプ?

「人を使う、というのはだいぶできるようになったんで、今度は自分が上手く使われる、ということ、それが俺はすごく必要なんじゃないかと。今はもう、俺が後ろでやっていることにみんなが慣れちゃってルけど、チームの中で誰かがゲームを作って俺が使われるようなことも、オプションとしてやっていかないといけないでしょうね。」

プレイ中に責任を背負い込む感覚が、憲剛にはある?

「たまに試合の流れを無視してプレイしちゃうときがあるので、あそこは一度落ち着かせておけば、とか、以前に比べると考えるようになりましたね。また、周囲のリズムに乗っちゃって、それが結果として上手くいけばいいんですけど、上手くいかなかったときは、自分は悪いのかなっていうのはすごく感じます。」

中村憲剛のプレイの最大の特徴は、とにかく相手に捕まらないってこと。背も高くないし、がっちりしているわけでもないから、コンタクトされたら吹っ飛ばされるイメージを持たれがちだけど、試合ではそういうシーンがほとんどない。それは、相手との距離を50センチとか1メートルとか、常に空けておくことで容易に実現している。スペイン代表でも活躍する、バルセロナのシャビのようなものだね。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です